「お父さんも一緒にいかがですか」
今から7年前、当時小学5年生だった長男に護身術を学ばせたいと思い、たどり着いたのが養神館合気道いずみ支部でした。寺田先生が大男を投げ飛ばすのを見て長男がやりたいと言ったのですが、松尾千津子先生が「お父さんも一緒にいかがですか」と言われ、その気になってしまいました。40歳での入門でした。
入門当初は、痛いし、一向にうまくならないし、どういう意味があるのかわからない基本動作の練習で、長男と遅れて入門した次男が一緒でなければ逃げ出していたかもしれませんが、子供の手前、「行くぞ」と声をかけて一緒に通っていました。
3ヵ月後でしょうか。四方投げが基本動作の応用になっていることを教えていただき、目から鱗が落ちる思いでした。基本動作は技のいたるところに隠れていたのです。またちょっとした関節の角度で技が効く効かないがあることを、高橋先生に教えていただき、それをはっきり体感できたときは、「奥が深い」と面白く思うようになりました。
また、5年前に子供たちと一緒に駒沢オリンピック競技場での全国大会に親子3人で出場する機会を与えていただいたことが、子供たちのモティベーションアップに、ものすごく効果的でした。子供たちが私を投げ飛ばす演武をやり遂げ、拍手を受けたときは、子供たちをたいへん誇りに思いましたし、そのような機会を下さった先生方に感謝いたしました。
今は、いかに受身がうまくなるか、また、子供の指導を一部受け持っていることもあり、子供たちにいかに身につけさせるかを研究しています。
[性別] 男性(40代) / [段位] 初段(一般の部)